妊娠したと分かっても色々な事情によって妊娠状態を中断することを人工妊娠中絶といいます。
諸事情により出産を選択できないかたのために、日本では母体保護法という法律があり、
この法律に基づき人工妊娠中絶の手術が行われます。
ただし人工妊娠中絶手術が許される週数は、法律で妊娠22週未満と決められています。
まずご予約の上、ご来院ください。
保険証を持参ください。
尿検査、エコー検査、内診などで妊娠の診断をします。
同意書などの書類と手術に関しての説明をします。
手術は、掻把法あるいは吸引法によって、子宮内容物を取り出します。
5~10分程度で手術が終了し、あとは、麻酔が切れて目覚めるまで病院のベッドで
休みます。早ければ1~2時間程度で帰宅できます。
手術後は、1~2日は安静にし、処方された薬を飲みます。数日間は少量の出血が
ありますが心配はいりません。
個人差はありますが、次の月経は1ヶ月前後で来ます。それ以上こない場合は必ず
ご来院ください。
○初期中絶手術(妊娠6週目~12週目) 約7万~14万
※他に薬代などが合算されるので、もう少し支払う金額は高くなってきます。
※時間外は、別途費用を加算いたします。
※消費税込みの費用になります。
- すぐに手術できますか?
- 予約が必要です。
前日には同意書をお渡しします。 - 中絶手術に保険はききますか?
- 保険は適用されません。自費診療となります。
- 手術時間はどのくらいですか?
- 手術時間は、約10~15分程度です。
術後(初期中絶手術)は安全確認のため、1~2時間お休みいただき、問題なければ帰宅していただき
ます。 - 手術の方法は?
- 掻爬術・吸引法ともに実施しております。患者さまの子宮の状態や妊娠週数に合わせて
最適な手術方法を選び、ご説明いたします。体への負担を軽くすることで術後の痛みを少なくします。
詳しくは来院時医師にお尋ねください。 - 麻酔方法は?
- 日帰り手術で用いられる麻酔法や麻酔薬には、たくさんの種類があります。
手術中は麻酔が効いて、それでいて手術後は目覚めのよい麻酔薬の選び方や使用量、使用するタイミングなど、独自の手法で手術を行っております。麻酔の効き方には個人差がありますが、患者さまの状態をみながら適宜投薬量や薬の種類を変えております。 - 手術後は痛みますか?
- 手術後の痛みに関しては、生理痛のような鈍い腰痛や腹痛の程度とイメージしてください。
内服の鎮痛剤で対応可能です。痛みがひどい場合や発熱を伴う場合はご連絡していただきます。当院で手術をお受けになった方の8割は術後の鎮痛剤が不要でした。 - 手術後の仕事復帰は?
- 立ち仕事や重労働は子宮の回復を遅らせ、術後の出血を長引かせたり、炎症を起こす原因になったりしますので、できれば翌日までは自宅で安静に過ごされるのが安心です。
当院では仕事をお持ちの方もできるだけ負担をなくすよう、土曜日も手術枠を設定しております。 - 術後の出血について
- 通常7~14日で落ち着いてきます。
- 手術当日に持参するもの
- 生理用ショーツ、ナプキンなどいくつかありますが、詳しくは予約時にお伝えします。
- 将来妊娠できますか?
- 生理周期が回復すれば妊娠は可能です。
当院で手術をお受けになった方のうち20人に1人の割合で1年以内に2回目の妊娠をされています。しかし、術後一定期間は母体の安静のために避妊期間を設けることをお勧めいたします。
当院では低用量ピルの処方を積極的に行っておりますのでご相談ください。